診療ベッドに横たわって、約40分(子どもは20分から30分)。「てい鍼」で押さえられていると、場所によってはズンとしたりピリピリしたりチクチクと感じたりします。
これは、身体を覆っている膜が硬くなり皮膚が異常になっているために感じるものです。適度な圧を繰り返すことで、膜がゆるまり元の状態に戻ろうとします。結果的に血流が良くなり、自律神経やホルモンのバランスが整ってきます。
1回目、2回目と回数を重ねるごとに、刺激の反応が変わってきます。3回目くらいになると深淵に引き込まれるような眠気が襲ってきて、知らないうちにウトウトと眠ってしまう人も多くなります。これは身体がリラックスできるようになった証拠です。この状態にまで機能が向上してきたらかなり改善してきたといえるでしょう。
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