適応症状

エザキ鍼灸院が得意とする症状

 

エザキ鍼灸院のてい鍼治療は、症状に関係なく行えます。ご自身の今の不調は、少しずつたまった疲れや無意識に身体を守ろうと力が入っていることで現れていることも多いようです。

下記の症状以外にも改善している症例は多いので、気になる症状があればご相談下さい。

 

慢性疲労

なかなか取れない疲労感に悩まされている方が増えています。たくさん眠っても朝から疲れています。そのような方は全身の血流が悪くなっています。だからといって、運動したり、ゆっくり入浴したりしても血流は改善しません。さらに疲れるだけです。血流をよくしないといけないのは、毛細血管です。疲れがたまりすぎてくると体中の毛細血管の血流が悪くなります。すると、体の隅々まで酸素や栄養素が届きにくくなるので、疲労も取れにくくなるのです。また、毛細血管の流れが悪くなると毛細血管は壊れてきます。自然にはなかなか回復しません。毛細血管の血流量を増やすことで毛細血管の修復を行います。

てい鍼での刺激は毛細血管の血流量が増えます。全身の血液循環も良くなってきますので、脳へも酸素や栄養素が十分に届くようになります。そうすることで、いろいろな症状の改善がみられます。

流れが悪くなっているところを押さえると痛く感じますが、治療を重ねると痛みはなくなります。治療中痛く感じても、治療後はスッキリします。

慢性疲労症候群とは、強い疲労感が続く病気です。朝から体が重苦しい感じがしたり、起き上がることもできなかったりします。疲労感だけではなく、うつ症状や睡眠障害、微熱が続くこともあります。どんなに横になっていても疲労感が取れない状態が、何か月も続きます。慢性疲労症候群の原因は、まだ、はっきりとは解明されていないようです。治療法もこれといったものはないので「仮病」などと言われさらに苦しみ、症状がひどくなることもあるようです。病院で「慢性疲労症候群」と診断された方は全身の血流が悪くなっています。そのような方は、特に、首頭の疲れがひどいので、十分に刺激して血流をよくする治療をします。頭部への血流が増えると、酸素や栄養素がたくさん届きますので治療前とは違う体になってきます。何回かしっかり治療すると疲労感も取れてきます。

不妊症

不妊治療に必要なツボがありますが、やはり、全身治療が大切です。たくさんの不妊の患者さんを診てきて感じることは、ほぼ全員の方がかなり疲れています。まず、疲れをとり良い睡眠がとれるようになるとそれだけで自然妊娠される方もいらっしゃいます。

ストレスは、女性ホルモンの分泌を悪くしてしまいます。また、疲れがたまっている体や脳は敏感になっているので、同じストレスでも強く感じてしまいます。

当院の不妊治療は、全身の毛細血管の流れを促進する治療です。てい鍼で、全身の皮膚とツボなどを刺激して、体の大掃除をする考えで治療しています。大掃除をして体づくりをしながら、不妊の方特有の流れが悪くなっているポイントを治療します。体の大掃除をしていい状態にすると、7割くらいの方は、妊娠されてうれしいご報告をいただけるのですが、3割くらいの方は、もう少し時間がかかってしまいます。大掃除をした体のいい状態を保つ治療になります。当院の治療は、刺さない鍼で全身を刺激しますので、1回目の治療から変化が出てきます。3回ほど続けられると、ご自身でも身体の変化を感じます。そのような変化が感じられたら、妊娠できる体に変化してきています。

冷え性

多くの体調不良の原因のひとつに"冷え"があります。特に女性は、血管が細いので血行が悪くなりやすく、また、筋肉が少ないので熱が作りにくくなっています。子宮や卵巣などの大切な生殖器官は、特に冷えやすい臓器です。妊娠、出産を望まれている女性にとって、冷え対策はとても重要になります。

私たちは、知らず知らずに体を冷やしていることがあります。冷たい飲み物、食べ物、運動不足。寒い時期の建物の中と外の気温の差です。これは、体温調節機能が追いつかず、自律神経の乱れを引き起こします。ホルモンのバランスにも影響を及ぼします。

最近は男性にも冷え症の方が増えてきました。妊娠出産を望まれているご夫婦は、特に意識して、規則正しい生活、体を温める食事、睡眠、湯船につかって冷えないようにするなどを心がけて欲しいと思います。

自律神経が乱れてしまい、なかなか冷え症が治らない方は、冷え性を改善するツボがあります。女性の体にとって特に大切な「三陰交」というツボは、冷え症の改善に効果的です。てい鍼治療をすると、身体がポカポカしてきます。全身の血流が良くなり、毛細血管の隅々まで血液が流れ出し、長年の冷えもだんだんと解消されます。

冷えが解消されると、子宮や卵巣の冷えも解消されるので、妊娠しやすい体に変わってきます。

頭の疲れ・頭痛

季節の変わり目になると、何となく体調がすぐれないと言われる方が増えてきます。このような方に共通しているのが、後頭部の痛みと首のこりです。首の筋肉のこりにより血液の流れが悪くなっています。首のこりは、頭部への血流量に影響します。血液が脳に充分に届かないと、酸素や栄養が細胞に届かず、脳が疲れやすくなります。深い睡眠もとりにくくなり、ますます脳の疲れが取れず、夢ばかり見る、何度も目が覚めるなど、睡眠にも悪影響を及ぼします。

また、首の筋肉の緊張は、神経伝達にも支障をきたします。首の筋肉のこりにより、神経に悪影響が出るために、さまざまな症状が起こるのです。ただし、筋肉がこっているからと言って、マッサージや指圧でゴリゴリとほぐすようなことは、絶対にしないでください。首、特に脳に近い部分は、脳の一部と考えても良いくらい大切な場所です。

てい鍼でこりの部分をピンポイントで刺激してこりをほぐします。スーッと楽になるのがわかると思います。

肩こり・首こり

エザキ鍼灸院に来院される方は、主訴は違っていても、『肩こり』『首のこり』『背中のこり』『腰痛』のどれか、あるいは全部の症状を抱えていらっしゃいます。当院は、全身の治療をして、全身の血流量を増やして、各細胞に、酸素や栄養を十分に届け、体をトータルに改善させることを目的とした治療をしています。そのため、軽い症状から順に改善していくのですが、気が付いた時には、「あれ?治ってる?」という会話が日常茶飯事です。

肩こりと首こりですが、本当の違いは分かりますか?肩と首はとても近いので、「肩がこった~!」も「首がこった~!」も同じ姿勢による凝りのように感じてしまっています。

ずっと同じ姿勢でいて長時間筋肉が働き続けていると、筋肉が柔らかさを失い、伸び縮みができなくなってしまいます。この状態が『凝り』です。首のこりは、同じ凝りのように思われがちですが、違います。首の筋肉が凝ると、首には神経が密集していますので、神経に影響を与え、頭痛など、さまざまな症状を起こしてしまうのです。

だから、マッサージなどで、首に強い負荷をかけることは、とても危険なのです。日頃から首の筋肉を柔らかく保つ工夫は大切ですが、奥の方に凝り固まったときは、ピンポイントで刺激してほぐしていかないといけません。当院で使用しているてい鍼は、それが得意です。健康な筋肉にダメージを与えずに凝りをほぐし、血流を促進します。

不定愁訴

不定愁訴とは原因不明の諸症状です。例えば、全身の倦怠感、疲労感、頭痛、動機、めまい、耳鳴り、のぼせ、手足の冷え、うつ症状があることもあります。病院に行っても原因がわからない症状です。当院では、全身治療なので、疲れ具合やどこが疲れているかわかります。特に血液の流れが悪くなっている所など治療ポイントを見つけて刺激していきます。そこをしっかり治療します。治療後は、治療の反応で、だるくなったり、眠くなったりしますが、それを過ぎると体が軽くなり、上記のような症状がいつの間にか消えています。

体を、本来の姿に戻すことは非常に大切です。最近「眠りが浅くなった」「眠っても疲れが取れなくなった」などの時は、早めのご来院をお勧めしています。どうぞ、ご自分の体を労わってください。

めまい
「天井がぐるぐると回っている感じ」「ふわふわしている」「マットか何かの上を歩いているような感じ」・・など、めまいといってもいろいろな症状があります。耳鼻科で「メニエール症候群」と診断され、薬を飲んでも、あまり変わらないからと、来院される方のほとんどは、首や後頭部のコリがあります。そこをほぐし血流をよくする施術をすることで症状は取れます。めまいは、首の疲労が原因で症状が出ることがあります。薬を飲んでもなかなか改善されない方、めまいと同時に首や後頭部の凝りも気になっているような方は、一度試してみてください。
更年期障害

更年期障害は、40代後半から起こることが多い不定愁訴です。女性ホルモンのエストロゲンが減少することで引き起こされるので、特に女性に多く現れます。治療法は、エストロゲンを補うホルモン療法です。

40代後半~60代の女性、最近は男性も増えてきました。仕事がはかどらなくなったり、疲労感やだるさやうつ症状を感じやすくなって病院に行くと男性ホルモンの低下が原因と言われることがあります。このような方も治療すると全身が疲れています。全身を刺激して血流をよくすることで変化が出てきます。特に流れが悪くなっているところは十分に刺激します。

 

鍼灸が有効な適応症状

鍼灸は、東洋医学ならではの治療法の一つですが、今日では、西洋医学的な考え方も取り入れながら行われています。もともと身体に備わっている自然治癒力を高める治療なので、適応・不適応は、症状だけでは断言できません。難治と言われている症状が改善したり、同じ症状でも、すぐ改善する方、改善しにくい方がいるなど実際は複雑です。

しかし、手応えがある限りは、改善するよう全力で望んでいます。

一覧にない症状でも、効果を期待できる場合があります。お気軽にご相談ください。

鍼灸が有効な適応症状一覧
ストレス
心因性疾患
胃腸障害
更年期障害
婦人科疾患
アレルギー性疾患
こり しびれ
疲労・倦怠感
不定愁訴
難病
その他
※WHO世界保健機関は、鍼灸の療法による有効性を公認しています。
※NIH(米国国立衛生研究所)の声明で、治療的介入としての鍼治療は、広く米国で実施されています。その有用性は補助治療としてか、代替としてか、さらなる研究で鍼治療が介入する追加の領域を発見する可能性があるとされました。